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阿紀神社

又兵衛桜から歩いて10分くらいのところに、阿紀神社があります。




ご祭神は天照皇大神、秋田比売神、邇邇杵命、八意思兼神 です。


神武天皇が紀州熊野の難所を越えて宇陀の地まで進軍してきたとき、この地で御祖の神(=天照大神)を祭って大和の方へ押し出すと、日神の威勢に背中を後押しされて賊軍を打ち払うことができたので、この地に天照大神を祭祀するようになったと言われています。



阿紀神社鳥居





阿紀神社




この神社の社殿は神明造り南向きであり、伊勢神宮正殿とまったく同じ建て方になっています。

板塀に囲われているので、詳しくは分かりませんが、建物全体が直線的です。

屋根を見ると、長く突き出た破風板(はぶいた)が左右に交わり、その先端が千木(ちぎ)になっています。

棟の上に甲板(こういた)を付け、その上に堅魚木(かつおぎ)が列べてあります。




屋根





境内社です。

一殿 - 祭神は日臣命・月夜見命・大国主命

二殿 - 祭神は事代主命・品陀別命・和多津見命

三殿 - 祭神は須勢理比売命





摂社





阿紀神社の境内中央には、古びた能舞台が据えられています。
宇陀の地は元和年間に織田藩の治所となり、その三代目の当主・織田長頼の頃に阿紀神社で能楽が奉納されました。
それを起源として、この能舞台では、寛文年間から大正時代まで能楽興業が行われてきたのだそうです。




大宇陀町は平成4年に薪能をこの神社で再開し、平成7年からは「あきの蛍能」として6月中旬に能楽を開催しているのだそうです。




能の最中に明かりをおとし、蛍が闇に放たれて幻想的な世界を演出するのだそうです。





神楽殿




蛍が放たれた神楽殿、見てみたいものです。




阿紀神社は元伊勢だけあって、本当に素晴らしい。
境内を歩くだけで、ちょっと違うなって思います。
神社って、私にとって特別なところですよ。
神様がいらっしゃる、本当にそう思えるのです。


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